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11. 補 聴 器
【概念】今回は前回に引き続き、補聴器を解説いたします。補聴器は一言でいえば音の増幅器ですが、その種類や機能は沢山あります。補聴器の中に、調整する小さいネジがあり、その適合調整(フィッティング)によって、増幅特性が変わってきます。難聴の種類や程度に応じて調整いたします。 老人が、誕生祝いに百貨店で買って来てもらった補聴器を掛けたが、雑音が大きく使いものにならなかったとか、最初から恰好を気にして、小指頭大の小さな補聴器を誂えたが、期待したほど聞こえずに、補聴器の印象を悪くしてしまったという話が多いようです。いずれも正確なフィッティングがなされなかったためと思われます。
【フィッティング】補聴器の選択は、まず診察を受けた耳鼻咽喉科医に尋ねましょう。どこの会社の補聴器も性能は大同小異で、最初は耳掛け型の標準的なもの(10万円前後)を勧められる筈です。 医師から紹介状をもらい、補聴器専門店に行き、値段や恰好に関係なく、良く聞こえると思った補聴器をしばらく借りて帰りましょう。いろいろな環境での聞こえ具合を自分でテストし、その結果をもって補聴器屋の技師に相談しますと、補聴器の種類を変えるとか、中のネジを調整してくれますから、再度借りて帰りましょう。 2,3回繰り返すうちに調整が終わり、自分で納得いけば購入することになります。その結果は紹介医に報告されてきます。
【問題点】補聴器を掛けた時の問題点は次のようなことです。 @周囲の騒音がやかましく、話の内容が分からない。それも家庭、職場、会議、講演会など場所によって異る。 Aピーピーと反響する。 B近くで大きな音がすると、頭に響く。 C茶碗の音など、高い音が頭に響く。 D男性の声は分かるが、女性の声が分かりにくい。またはその反対。 E耳が塞がった感じがする。 F自分の声がおかしく聞こえる。
【アフターサービス】その後も、問題がある度に補聴器屋を訪ねましょう。半年後の再調整で一層聞き易くなることがよくあります。 補聴器は電気製品ですから、4,5年たつと、買い換える必要があります。自分の耳の聴力も少し変化しているかも知れません。再度、耳鼻咽喉科医を受診し、聴力検査をお願いしましょう。
【新しい補聴器】2度目に購入する時は新しい補聴器のことも研究してください。挿耳型補聴器をオーダするのもよく、両耳補聴器とか、FM補聴器とか、特性切り替え式補聴器とか、デジタル補聴器とか、可能性はいろいろあります。
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