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19. 頭痛
【概念】頭痛はあらゆる病気の症状または前兆として現れます。家庭薬で治る程度のものは心配ありませんが、中には生命に関わる病気もありますので侮っていると取り返しがつかないことになります。 脳の内部には痛みを感じる神経はありませんが、脳を包んでいる脳膜が刺激されると頭痛が起こるのです。
【原因】風邪をひいた時や二日酔いの時に頭痛が起ります。またひどく肩が凝ったり、疲れやストレスが溜まった時にも頭痛を感じます。でもこれらの頭痛はそれ程激しいものではなく、頭全体がズシンとする感じで、一晩ぐっすり眠れば軽快するのが普通です。 次に多いのは片頭痛と言われるもので、片側の頭がズキンズキン、キリキリと痛みます。眼前に星が飛ぶ感じが前兆になるとか、吐き気を伴う位強い頭痛もあります。しかし、これも翌日には軽快するのが普通です。 ザクザクする頭痛は高血圧のことが多いようです。顔色が赤くなり火照った感じになります。 脳動脈瘤が破裂し出血を起こすと激しい頭痛と吐き気を訴えます。頸にかけて痛みが走るので、頸椎症と間違われることがあります。 脳腫瘍ができると持続的な頭痛を訴え、発生した場所に一致して視力障害、難聴、めまい、顔面麻痺、嚥下障害などを伴います。 度が合わない眼鏡、緑内障のような眼の病気が原因の頭痛、中耳炎や蓄膿症から起こる頭痛、危険な頭蓋内合併症のために起こる頭痛、更年期障害の頭痛なども念頭に置かなければなりません。
【検査】頑固な頭痛は精密検査を受けなければなりません。まず内科または神経内科で診察を受けましょう。必要に応じて眼科、耳鼻咽喉科、脳外科、精神科、婦人科などでの検査を勧められます。 脳波検査、CT検査、MRI検査が大切であることは申すまでもありません。 進んでドック検査を受けるのも良いでしょう。それも定期的に検査をするに越したことはありません。
【治療】まず熟睡する、軽い運動をして緊張をほぐす、自宅で血圧を測ってみる、市販の頭痛薬を内服する、など自分でできることを行います。 いつもの頭痛とはちょっと違うと思ったら手遅れにならないよう医師に相談しましょう。 睡眠剤や鎮痛剤を長期に服用すると必ず副作用があると言っても過言ではありません。胃腸障害、朝の寝起きが悪い、めまい、立ち暗み、などです。 また、睡眠薬や抗神経薬はだんだん効き難くなります。中には習慣性になる薬もあり、その薬が切れると精神状態がおかしくなります。その筆頭は麻薬です。でも麻薬でないからいくら飲んでも大丈夫という考えは甘いです。
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